事業概要
平成15年度の施設稼働以来、適宜整備してきた設備機器等にも老朽化が目立つようになり、また、地球温暖化に伴う温室効果ガス排出量の削減やバイオマス発電の推進が求められるなどの社会情勢の変化に対応するために、令和元(2019)年度から令和3(2021)年度において焼却施設の基幹的設備改良工事を行いました。
この工事によって、設備機器等の延命化や機能回復、省エネルギー化による施設の安定稼働や運営経費の削減を図るとともに、稼働を停止していた灰溶融施設の一部を撤去のうえ、発電設備を設置し、災害時における施設機能を確保するための強靭化を図るほか、ごみの焼却により発生する熱エネルギーの更なる有効利用や二酸化炭素排出量の削減により、地球温暖化防止に寄与する施設として再構築しました。
施工費 | 43億4,500万円 |
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施工業者 | 日立造船株式会社 |
施工管理費 | 1,628万円 |
施工監理 | 株式会社建設技術研究所 |
工事期間 | 令和元(2019)年7月22日~令和4(2022)年3月22日 |
方針 | 1)設備機能の回復 経年劣化した設備の機能を回復する。 2)温室効果ガスの削減 省エネ機器の導入を行い、CO₂削減率を3%以上とする。 3)発電設備の設置 ボイラーで熱回収された蒸気を有効利用しCO₂削減を図るため、 休止中の灰溶融施設の一部を撤去したスペースに発電設備を設置した。 |